ボルトトルク計算機

ボルト締付トルク・軸力・引張応力を計算します。強度区分別の推奨トルクを提供。
ボルトトルク計算機 — ボルト締付トルク・軸力・引張応力を計算します。強度区分別の推奨トルクを提供。

Bolt Spec

Fastening Condition

※ Formula: T = K × d × F (K = torque coeff). Typical K ≈ 0.2 (dry), 0.15~0.18 (lubricated). Clamp force F = σy × As × utilization. Use calibrated torque wrench for actual fastening.

用途

メートルねじボルト(M3~M30)を強度区分と摩擦条件に合わせて締め付ける際の締付トルクT、その時の軸力(クランプ力)F、ねじ部引張応力σを一度に算出します。降伏に対する余裕も表示するので、トルクレンチの設定値決定や締結設計の確認に使えます。

主な式

軸力はF=σy×As×利用率、トルクはT=K×d×Fで計算します(dは呼び径mm、FはN、T·mmを1000で割りN·m)。引張応力はσ=F/Asです。トルク係数Kは摩擦に比例しK=μ/0.12×0.2で、μ=0.12のとき標準値0.2(μ=0.10で0.167、0.15で0.25、0.20で0.333)。σが降伏強度の90%を超えると降伏リスクとして警告します。

入力値

呼びMを選ぶとピッチPと有効断面積Asが自動入力されます(例:M8はP=1.25、As=36.6mm²)。強度区分は降伏強度σyを決めます(4.8=320、8.8=640、10.9=940、12.9=1100、A2-70ステンレス=450 MPa)。摩擦係数μは潤滑・めっき0.10、一般乾燥0.12、黒染め0.15、ステンレス無潤滑0.20から選びます。軸力利用率は降伏に対する使用割合で、通常50~75%が推奨されます。

計算例

M8ボルト、強度8.8(σy=640MPa)、As=36.6mm²、μ=0.12、利用率75%の場合、軸力F=640×36.6×0.75=17,568N(約1,791kgf)、K=0.12/0.12×0.2=0.2、トルクT=0.2×8×17,568/1000≈28.1N·m(約287kgf·cm)。引張応力σ=17,568/36.6=480MPaは降伏640MPaの75%で、90%基準(576MPa)未満のためOKと表示されます。

注意事項

ここで用いるトルク係数は簡略化した経験式(K=μ/0.12×0.2)で、座面摩擦とねじ面摩擦を分けるVDI 2230などの精密法とはやや異なります。実際の摩擦は表面状態・潤滑・再締結回数で大きく変わるため、結果は初期推定値とし、現場では校正済みトルクレンチを使い、重要な締結は角度法や軸力直接測定で補完してください。

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